どの道、ハッピー

結果的に幸せであれ!

【完全ネタバレ!要注意】映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想、あらすじ

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たまたまヤフーメールに、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の試写会抽選のメールが来てて、特別キャストのファンってわけでもないんだけど、直感めいたものがあって、申し込んでみた。

直感めいたのに、まさかの落選!

と思いきや、まさかの繰り上がり当選して、なんか逆に嬉しさ倍増になって見てきた。

結果的に超泣いて。゚(゚´Д`゚)゚。
作品にハマってしまって映画3回見た(笑)
こんなこと初めて!!!

でも見返したいって思えるような作品、マジで。

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このブログは、あらすじ、ネタバレありの感想、考察を入れて書きます。

が!!!出来ればこの映画も小説もマンガも見てない人は、このブログ見ないで、まず何も情報入れずに映画見た方がいいですよ!!!!!!!


って注意喚起したところで、さっそくネタバレありで書いていく。




ストーリー(あらすじ)

ネタバレなしの、公式サイトで紹介されてるあらすじ(公式サイトがめちゃくちゃ重いので、コピペさせて頂く)

公式サイト↓
www.bokuasu-movie.com


公式サイトのネタバレなしのあらすじ

『京都の美大に通う20歳の学生・南山高寿(福士蒼汰)は、いつものように大学まで向かう電車の中で出会った女性・福寿愛美(小松菜奈)を一目見た瞬間、恋に落ちた。
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勇気を振り絞って声をかけ、「また会える?」と約束を取り付けようとした高寿だったが、それを聞いた彼女は、なぜか、突然涙してしまう―。

彼女のこの時の涙の理由を知る由もない高寿だったが、不器用な自分を受け入れてくれる愛美にますます惹かれてゆく。

そして、親友・上山(東出昌大)からの後押しもあり、初めてのデートで告白をして、見事OKをもらい交際をスタートさせる。
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初めて手をつなぎ、初めて名前で呼び合う、そんな初めてのことがあるたびに泣く愛美のことを少し不思議に思いながらも、より愛美への愛情を深めていく高寿。

そんな二人の関係は、誰もがうらやむ程に順調で、すべてがうまくいくものだと信じていた…。

「わたし、あなたに隠してることがある」
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初めてキスした日、高寿は、愛美から想像もできなかった大きな秘密を明かされる。

そして二人の運命は“すれ違い”始める。』


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ここからはネタバレありの、あらすじ。
公式あらすじの続きとして、『わたし、あなたに隠してることがある。あの箱を持ってきて』と夜遅くに電話で言われた翌日から。

ネタバレありのあらすじ

美大の教室に呼び出された高寿は愛美から「秘密」を告げられる。

その秘密とは、愛美は「となりの世界」からやってきた人間で、その世界は高寿の世界とは時間が逆方向に進んでいるということ。
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その証拠に、高寿が10歳の頃、命の恩人から「次に会うまで持っていて欲しい」と預かった鍵つきの箱を出すと、愛美が持ってた鍵で開ける。

箱の中には、高寿・愛美・高寿の両親の4人が写ってる写真が入っている。(写真の二人は今の年齢)

『なんで』と高寿は驚くが、愛美は『撮るんだよ、あなたの未来。私の過去に』と。

(解説!
めっちゃ有り得ない話だけど、とりあえず受け入れよう。
さらに時間が逆方向とは、二人の年齢でいうと、こんな感じ↓

高寿5歳ー愛美35歳
高寿10歳ー愛美30歳
高寿20歳ー愛美20歳
高寿25歳ー愛美15歳
高寿35歳ー愛美5歳

私は最初、時間が逆方向って80歳くらいで生まれて若返っていくのかと思ったわw

愛美の世界から高寿の世界へ旅行できるようになっている。
高寿の世界にいる間の愛美は0:00~23:59までは一緒の時間の流れで過ごせるけど、日付が変わるごとに愛美は(高寿の世界に対して)遡っていくことになる。

これがタイトル「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の由来。

「今(今日)」を軸に考えて、高寿にとっての「明日」は愛美にとっての「昨日」。

『明日、会えるかな。昨日のきみに』と秘密を受け入れた高寿のセリフも印象的だった。解説終わり)
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愛美は高寿に、「となりの世界」の説明をする。

時間の流れが逆方向で、「となりの世界」から高寿の世界に来れるのは5年に1度、30日間だけであること。
(たぶん二つの世界をつなぐ扉みたいなものの関係上みたいな感じ)

さらに、高寿が5歳の時に宝ヶ池で溺れたところを助けたのは35歳の愛美で、(愛美は「過去」に高寿から教えて貰っているので、自分の「未来」もわかってる)
愛美が5歳の頃、旅行で高寿の世界に来たときに爆発事故があった時に35歳の高寿に助けてもらったのだと言う。


『それぞれの端と端(お互いが幼かった時)に助け合ったから、こうして20歳になった今、恋人同士として巡り会えたんだよ』と、説明する愛美。

愛美は15歳の頃に25歳の高寿から、20歳で起こることの概要を聞いていて、その起こることの内容を手帳に書いており、その手帳通りに「未来」を過ごしていた。
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『これは私たちが辿ってきた、辿っていく、大切な運命だから』と愛美は手帳を大事そうにする。


高寿にとっては、ずっと恋人として理想的だったからショックを隠し切れない。

さらに、今まで過ごしてきた愛美は手帳を台本として過ごしてきた演技だったのか、とツラい気持ちになる。
やることなすことが手帳に書かれたことであり、全てお見通しなのかと。

二人でいつもの喫茶店に入った時、以前見かけた犬が通った。
高寿が『あ、あの犬…!』と思い出話をしようとしても愛美は『かわいい!ポメラニアンかな?』と。

「あの日の思い出」は今の愛美にはない。
そう感じた高寿はツラくなり、とうとう愛美に対して『手帳通りに過ごさなくてもいいんじゃないか?』と攻め、
『あの日のことを、今のきみは知らない!愛美と一緒にいるのに、愛美じゃない気がして、キツいんだよ』とデート中に一人、帰ってしまう。
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上の空のまま、コインランドリーへ。
そこへ親友・上山がやってきて“すれ違い”で落ち込んでる高寿に
『月と地球ってさ、一定の距離を保ってるだろ?これが恋人がキツいぜ。お前たちは会って話せるんだからさ、話し合えよ』とアドバイス。

高寿は皮肉って『月は毎年4センチづつ離れていってる』というが上山は『じゃあ、なおさら今!だな。』と言って去る。

今まで過ごしてきたことを思い出す高寿。

30日間しか恋人関係でいられない上、過去の思い出話すらできない。
『なんでこんなツラいことを平気で続けられるんだ』と高寿は思う。

けど愛美は、初めて会った日に『今度いつ会える?』と聞いたとき泣いた。
初めて手をつないだときに泣いた。
初めて下の名前で呼び合ったときに泣いた。
初めてキスしたときに泣いた。

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それは高寿にとって初めてでも、愛美にとっては最後だったから。
もう戻れない、かけがえのない瞬間だったから。

愛美にとって、高寿は恋人同士からどんどん他人行儀になって、ついには他人みたくなってしまう。

平気だったわけじゃない。
なのに、いつも愛美は笑顔だった。
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それに気づいた高寿は、夜1時に愛美に電話する。

日付が変わってまもない愛美は、今電話に出る愛美は、まだ昨日のこと(攻め立てたこと)を体験していないから、『ぼくは昨日、きみにとって明日、きみにひどいことを言ってしまう。だけど、乗り越えたから』『今まで頑張ってくれてたんだな。わかってあげれなくてゴメン』と、詫びる。

愛美は高寿に『5歳のときに助けてくれた(35歳の)あなたは素敵で、この人だ!って思ったの』『だからこうして頑張れるのは、今のあなたに会いたいからなんだよ』と、30日間しかない恋人関係でも、今の高寿に会いたいからだと告げる。


それからの二人は、残された時間を大切に過ごす。
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高寿にとって29日目、愛美にとって2日目に、高寿の両親のもとへ。

ここで4人で「例の写真」を撮ることになる。

帰りのバス、高寿は『どうして愛美とは家族になれないのかな』と泣いた。『ごめん』と謝る愛美。
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高寿にとって30日目(最終日)、愛美にとって1日目(初日)の3/16。
予定されていた通り、愛美は高寿の教室へやってきた。
愛美はよそよそしく、敬語をつかう。

高寿はありったけの想いで愛美の絵を描いた。
その間『今まであったことを教えてください』と記憶が鮮明な高寿の思い出話を聞き、メモしていく愛美。

3/16 23:57
『ここが(恋人関係)のピークかぁ。私たち、これからどんどんすれ違っていくんだね』と寂しがる愛美に、高寿が『ぼく達はすれ違ってない。端と端を結んだ輪になって、ひとつに繋がってるんだ』と過去に愛美から聞いたセリフを言う。
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そして0:00、愛美は消える。
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(暗くなり、終わりなのかと思いきや、物語が愛美目線になる)

『そう、私たちはすれ違ってない。端と端を結んだ輪になって、ひとつに繋がっているんだ』といい、愛美目線で初日(高寿にとって最後)から今まで高寿目線で起こったことを、愛美がダイジェストで遡っていく。

そして愛美にとって最終日(高寿にとって一目惚れした日)、高寿に『あの!メアド教えて下さい!』と声かけられ、『今度、いつ会える?』と聞かれる。
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泣きながら『また会えるよ』『また明日!』と電車に乗り込む。
電車の中で泣く愛美。(ここがマジ泣ける。本当はサヨナラなのに、また明日って。。。)

(んで、またここで終わるかと思いきや)

愛美にとっての最終日の朝に場面は戻り、高寿と暮らした(この日はまだ空き家)部屋を訪れ、物思いにふけり、朝の電車に乗り込む。

愛美にとっては恋人同士で過ごしてきたのに、この世界では今日という日はまだ他人の高寿に「出会い」にいくために。

そして、高寿に見つけてもらえる。

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はい、ここまでがあらすじというか、小説なみに全部書いてしまった!!!!

私の感想

私も他ブログで、この映画の感想とか解説を見てきた。
そこでなぜか「愛美目線いらない。物語を繰り返しただけ」「愛美目線があるから二度目は見なくてもいい」とかって意見があってビビっておる。

いやいや!!!必要ですから!!!!

愛美目線があって、映画の一番最後は、愛美にとって最終日になる。
さらに、『また会えるよ、また明日』のセリフで映画が終わるんじゃなく、高寿に出会う瞬間で終わるんです!!!!

高寿が「恋をしてしまった」って顔して終わるんです。
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と、いうことは、だ!

映画そのものも「端と端(映画の最初と最後)を結んだ輪になって、ひとつに繋がってるんだ」なんですよ!!!

言いたいこと、この文章で伝わるかなぁ!?


映画や漫画とか、なんでも終わりがすごい大事だと思っていて、途中のストーリーがどれだけ面白くても終わりがイマイチだと本当にしらけるんですよね。

でも、この物語は本当に終わりがいい!映画は終わりだけど、ストーリー的には始まりでもあるっていう。
愛美にとっては「出会って終わり」なんだけど、高寿にとっては「出会って、恋愛していく」っていう物語が始まるっていう。

高寿目線で映画は始まるけど、どちらが始まりでも終わりでもなく、「端と端を結んだ輪になって、ひとつに繋がってる」状態であるのが、すごくいい!


にしても、30日間だけの恋人関係っていうのも切ないんだけど、とにかく健気な二人の姿が泣ける!
桜も散り際が美しいっていうけど、この物語も儚いのが泣けるのかもしれない。


30日間だけの恋人関係だと全てわかっていても、恋人からどんどん他人になっていく高寿すら受け止める愛美の姿も、
いきなり恋人から「別の世界からきて30日間だけしか一緒に居られない・時間が逆方向に流れている」とか言われて、思い出も共有できなくて、何がなんだかわからないけど、そんな中でも愛美を受け止める高寿の姿も
見ていて胸が違う意味でキュンと締め付けられるようになる。


映画の最後、愛美にとっては最終日だけど高寿にとっては初日。
全く他人になってしまった高寿に「出会い」に駅に乗り込む愛美の姿は本当に泣ける。

私なら切なすぎて会いに行けないわ!
恋人だった人が他人になってしまって、さらに今日でサヨナラなのに会いに行くとか無理すぎる(笑)

それでも、愛美は他人のフリして出会いに行く姿が健気で泣けるし、何も知らないとはいえ高寿に「今度、いつ会える?」なんてトンチンカンなこと言われるとか無理(笑)そりゃあ、泣くよね。
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それでも「また会えるよ」「また明日」って言える強さもあって、健気だけど強い気持ちとか覚悟の見える姿が感動させるんだと思う。


そんな私は完全にハマり過ぎてしまったので、聖地巡礼しに京都へ行きます!!!
2月まで宝ヶ池駅にキャストのサイン入りベンチが設置されるとのこと!
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私は二人が「出会う」2/14に合わせて宝ヶ池駅に行こうと思っています(*^^*)

楽天トラベルではもう予約は取れなかったので、世界最大の宿泊予約サイト、Booking.com
で予約しました。


聖地巡礼として、宝ヶ池・宝ヶ池駅伏見稲荷大社三条大橋は絶対行こうと思っています!!!

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